where the light is

twice as much ain't twice as good

雑記190319

仕事柄スマホやPCのディスプレイを見つめすぎなのだろうが、日々目にかなりの負担がある。これまでアプリやブルーライトカットメガネでしのいでいたが、さすがに眼精疲労が酷すぎるので、JINSでカラーレンズの度付きメガネを買った。オフィスではかけていないが、外出時、作業時、就寝時には着用するようにしている。目の奥がズンと重くなるような疲労はかなり楽になったと思う。

同じく眼精疲労に悩まされている同居人が「ソフトサンティアひとみストレッチ」という目薬を買ってきてくれた。ピントを調節する筋肉のコリをほぐしてくれるものらしい。一時しのぎの清涼感はなく、じんわりと目の周りの緊張が緩やかになる感じがする。

【第3類医薬品】ソフトサンティア ひとみストレッチ 5mL×4

【第3類医薬品】ソフトサンティア ひとみストレッチ 5mL×4


会社の先輩が使っている猫背サポーター「ACEFITS 背筋GUUUN」を買った。リュックを背負ったときのように、胸をしゃんと張る姿勢に矯正するというもの。今までの姿勢がいかに背中と腰に負担をかけていたか、思い知らされる。作業後、かなり楽である。ずっと着けているのはつらいが、せめて自宅で作業する時は着用したいと思う。


同居人と鳥貴族に行ったのだが、お酒を飲まず、単純にメシの美味さを楽しんできた。「鳥貴族って大学のときによく通ったけれど、下らない話と安い酒の悪酔いのせいで、焼き鳥の味って覚えてないよね」という会話から寄ったのだが、これが正解であった。「鳥貴族って美味いんだね、これまで勿体ないことしてたなあ」なんて話しながら、ぼんじりもレバーもピーマンの肉詰めも、味をしっかり思い出せるぐらいに堪能した。“talk over dinner”という言葉にあるように、普通は料理は会話のアテでしかないが、同居人と食べに行くと料理がメインになる(食事中はほぼ目の前の料理の話しかしてない)のが最高である。「いつもお酒を飲んで酩酊しながら在り来りな話をするだけで、出てきた料理のことなんて何にも覚えていないくせに、オトナが食事に高い金を払うのは何故なんだろう」と思った。

ガッテン流の広島風お好み焼きの小麦粉を半量だけ片栗粉にして作ると、生地が切り分けやすくなって食べやすい。こないだ春キャベツともやしでお好み焼きを作ったのだが、これまでにないぐらい美味しかった。ようやくホットプレートがなくとも、ガスとフライパンで上手く作れるようになってきたので、レシピをちゃんとまとめてアップしたい。

『不思議の国の少女たち』という小説を読んだ。『不思議の国のアリス』や『ナルニア国ものがたり』のように、各々が別々の異世界から帰ってきてしまった少年少女が、“この世界”に“適応”するため、学校で寮生活を送るという筋書き。設定の勝利と言うべきかもしれないが、相手に“自分の世界”の常識が通じず戸惑う様子に引き込まれた。学校関係者以外からは精神異常者扱いされて、「元の世界に帰りたい」という希望に縋り、それを信じることでしかアイデンティティを保てない彼女らの健気さに涙する。次巻が楽しみである。

不思議の国の少女たち (創元推理文庫)

不思議の国の少女たち (創元推理文庫)


心療内科のカウンセラーに、私の症状(不眠、発汗、動悸、目眩など)からし甲状腺の異常ではないかと言われ、内分泌科に検査に行ってきた。心療内科と言うと「何のクスリを飲んでいるのか」と何度も聞かれて、世間のイメージはそうなんだろうな、という気持ちになった。老医者曰く「問題ないだろうけど検査はしておく」とのことで、血液を採られた。結果は来週。

タイから帰ってきてから咳が酷くて、短い時間だけ仕事に行ったり休んだりしていた。最近は病院にかかることが多い。そんな中、会社に行かずジムのロビーや静かなカフェで、2-3時間集中して作業をするのが最も捗ることに気づいた。いつもそうする訳にもいかないが、一人で検証したり資料を仕上げたりするときは、そういう場に行くのが良さそう。

家のコンピューター環境を綺麗に保ちたいので、ラズパイとECS LIVA-ZのアプリケーションをDockerコンテナ化していっている。Samba、DNS、Mailサーバーは既にコンテナとして稼働していて、WordPressとGitLabは永続ボリュームの勉強のために上げたり殺したりしている。SambaとDNSはDockerfileから自分でビルドしてみた。ちゃんと動くインフラをつくりあげた達成感と、この程度の能力しかない劣等感に苛まれている。

SNSやネットメディアに溢れる社会への不平不満に疲弊する。仕事が終わっていても定時に帰れないこと、風邪でも休めない仕事、セクハラモラハラパワハラ、結婚出産など社会規範への適応、ステレオタイプな男女観、理不尽な上司への愚痴、多すぎる書類と無意味な事務仕事など。少なくとも私の周りからは排除してきたものばかりなので、いかに世間が私の苦手なもので溢れているかを思い知らされ、私はここでしか生きられないのか、などと落ち込んでしまう。ミドル管理職向けの怒りのコントロールについて書かれた記事を読んでも、(少なくとも表層的な)怒りとは無縁の暮らしをしているからか、ああ世の中にはこんなにも怒りが満ち満ちているのか、なんて悲しくなる。

人参とかぼちゃのミルクポトフ

甘い人参とかぼちゃがあったので、ミルクポトフにしてみた。鶏胸肉で薄めの味付けにしてある。

【材料】

鶏胸肉:2/3枚
人参:1/2本
かぼちゃ:1/8個
玉ねぎ:1/2個
塩:お好み
黒胡椒:お好み
顆粒スープの元:適量
水:200mlぐらい
牛乳:300mlぐらい
ローリエの葉、乾燥パセリ(あれば)

【作り方】

人参は皮を剥いて、かぼちゃ、鶏胸肉と一口大の乱切りにする。玉ねぎは櫛形切りにする。肉以外は600Wのレンジで1分加熱しておく。

深鍋を熱して人参、かぼちゃ、玉ねぎを軽く素焼きにする。水と顆粒スープの元、ローリエの葉を加え入れる。沸騰したら鶏肉を加えてあくを除き、さらに沸騰したら牛乳を加える。沸騰しないように気をつけて10分ぐらい弱火で煮込み、塩と黒胡椒で味を整えて、乾燥パセリを振りかけて完成。

そのままでも美味しいが、パルメザンチーズを混ぜ込んだ玄米を浸しながら食べると絶品である。ガーリックバターで焼いたバゲットとも合うと思う。

参考にしたのはこちら。ソーセージで作っても美味しいはず。粒マスタードと合わせたい。
カボチャのミルクポトフ【E・レシピ】料理のプロが作る簡単レシピ/2016.12.05公開のレシピです。

鰤のお吸い物

塩が天然由来の良いやつになったので、鰤(ブリ)をお吸い物にしてみた。特に魚や豆腐をメインにすると、塩の味が引き立つと思う。尋常でないぐらい美味しかったのでメモしておく。

【材料】

鰤の切り身:大2切れ
人参:1/2本
春菊:1/4束
えのき:1/5束
塩:お好み
薄口醬油;お好み
酒:60mlぐらい
水:600mlぐらい(霜降り用の湯は分量外)

【作り方】

人参は一口大の乱切りにする。春菊は茎を除き、葉を5cmに切り分けておく。エノキはほぐして5cmに切る。鰤は二口分ぐらい大きく切ると美味しそうに見える。表面に塩をして、30分ぐらい置いておく。深皿に切り身を並べ、沸騰したお湯を回しかける(霜降り)。身が締まり、ダシが濁りにくくなる。

鍋に水と酒を10:1ぐらいの比率で入れて、水のうちから鰤の切り身を入れる。沸騰したら弱火にして、乱切りにした人参を加える。鍋の底から小さい泡がふつふつと沸騰している状態を維持し、アクを除きながら10分ぐらい煮る。

塩と薄口醤油で味を調え、エノキを加える。春菊を加えたら火を止めて完成。湯に潜らせるぐらいの方が、食感と香りが残って私は好きだ。

参考にしたのは、いつもお世話になっている白ごはん.comの「うしお汁」。

www.sirogohan.com

UbuntuにSambaを入れて外付けHDD内の動画をFire TV Stickから再生する手順

ECS LIVA-ZのOSをUbuntu 18.04にして、ローカルネットワークでSamba環境を構築した。

新登場 Fire TV Stick - Alexa対応音声認識リモコン付属

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0. VPN環境を構築する

本用途には不要だが、家の外からサーバーにアクセスすることができると便利である。常時電源を入れておく必要があるので、ラズパイが最適。SWはドキュメント類が親切なSoftEther VPNを使った。ルーターのポートフォワード設定も忘れずに。

 

www.softether.org

 

1. 外付けHDDをUbuntuにマウントする

お作法通りfdiskでパーティションリストを調べ、blkidで対象のUUIDをコピー。マウントポイントを作成して、/etc/fstabを編集する。ntfsフォーマットでもマウントができた。

 

2. Sambaをインストールする

手順は以下リンクの通り。

www.server-world.info


Windows 10からユーザー認証を通すためには、/etc/samba/smb.confに「client max protocol = NT1」を追記する必要があった。Ubuntuのユーザーを共用する場合と、別にユーザーを作る場合で設定が異なる。後者の場合、pdbeditコマンドを使う。

 

3. Fire TV Stickから参照する

Fire TV Stickから参照するためには、いくつかのソフトウェアが候補に挙がる。個人的に最も使い勝手が良いのはVLC for Fire。次点がARCHOS Media Player。VLCは動画の音声・字幕の切り替えができないようで、そのあたりはARCHOSが対応している。オンラインで字幕を落としてくる機能もある。

www.amazon.com

 

4. Windowsから参照する

ファイル操作はGUIでしたいときもある。「ネットワークドライブの割り当て」からパスと認証情報を指定するだけ。

 

5. Androidから参照する

Android端末からのファイル参照にはX-plore File Managerというアプリが高機能でオススメ。LANタブから自動でサーバーを探してくれるので、認証情報を入れるだけ。動画ならFire TVでも使っているVLC Media Playerが使いやすい。

play.google.com

 

Fire TV Stickにローカルネットワークを参照させることで、動画をUSBメモリにコピーしてプロジェクターに差すという手間がなくなった。

LG PF1000UG LED 超短焦点 プロジェクター(寿命約30,000時間/フルHD/1000lm/1.9kg)

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「お金がすべて」でもシラフな奴でいたい

立食パーティがあって、ちょっと引っかかる話を聞いてしまった。シンガポールの駐在員の奥様コミュニティの中で、旦那の会社名で序列があるらしい。日本の商社から駐在していると住宅(お手伝い付き)・教育などの費用がすべて会社負担となり、最もコスパがよい。シンガポールでは年収が1500万円でも家を持つのが厳しいらしく、実質的な所得でいうと商社の駐在という形態がずば抜けているそう。本当のことかはわからないのだけど、まあ日本でも奥様間で序列がある話も聞くし、どこに行っても人間はマウンティングをするものらしい。うちの会社は外資のわりに給料が良くないので、現地妻のコミュニティにも入れない圏外だそうだ。いくら自分の好きなように楽しい仕事ができているとはいえ、「でもお前の会社給料安いじゃん」で終わってしまう世界もある。そんなことを思うと、今自分がやっている仕事が少し悲しくなってしまう。

昨日書いたエンジニアは、他社から二倍の年収オファーをもらっていても弊社を離れる気にならないと言う。その理由は、「自分のやりたいように仕事ができるから」だそうだ。彼は給料や出世に興味がないらしい。ただ好奇心を満たせるような、楽しい仕事ができればいいのだと言う。彼のマネージャーも同じことを言っていた。私も同じで、年収がある金額を超えることとか、権力を持つことを目標とはせず、自分の興味の赴くままに生きていきたい。それは世間の指標に縛られないという意味では楽になれるのかもしれないが、同時に世間の指標によって「でもお前の会社給料安いじゃん」で論破されてしまう可能性もある。他人との比較を完全に諦め、俺は俺だと腹を括れる日は来るのだろうか。「俺はお前らとは違って、心を犠牲にしていない」と言いながら妙なプライドを守り続けることなく、自信をもって幸せだと言える日は来るのだろうか。

それはそうと、最近彼と一緒に仕事をしていて褒められるのは、私がちゃんとプリセールスとしての仕事を全うしているということ。彼は何でも顧客目線で語れてしまうスーパーマンなので、営業やプリセールスは、それっぽいオポチュニティがあればすぐに彼を呼びつけ、ヒアリングやデモを依頼してしまうのだという。本来セールス側がやるべき案件の前捌き(課題のヒアリング、分類、ソリューションの検討、デモ、認識合わせ、リスクファクターの検討など)すら、彼が行っているそうだ。曰く「ここまで前捌きしてくれるのはがくちゃん(彼はそう呼ぶ)が初めて」だそう。とても嬉しかったと同時に、彼の言葉を借りれば「一言ググれば出てくるのに」、その試みすらしないのは怠慢以外の何物でもないと思う。実際、一緒に歩いていても、いろんな人がggrksレベルの質問をぶつけてくるのは心地のいいものではない。だけど「人を責めるより自分を褒めろ」なので、私がちゃんと技術を勉強して、尊敬する人に頼られるようなきっちりしたプリセールス活動をしているのを称賛しておきたい。

そんなこんなで、ここ数日は失いかけた自信を取り戻しつつある。そして普段なら、「ここで驕らず同じ穴の狢にならないように励み続けよう」と〆てしまうのが、自分の首を絞めているのだと気づいた。同居人が共有してくれた”しいたけ占い”で、「この2019年上半期は、自分で決めた約束を背負いすぎて、気づいたら『ギリギリの状態だった』水瓶座が、その約束を見直していく時期です」と書かれていて、涙が出そうになってしまった。「占いなんて信じない」と頑なになるより、自分が幸せになれるならば、ちょっとぐらい騙されたっていいんじゃないか。そんなことを考えている。

表題はキリンジのDrifterから。


キリンジ - Drifter

大切なのは語学じゃない(と信じたい)

尊敬している弊社のエンジニアの方と一緒にディナーに行ってきた。話した内容はガンダムエヴァAKIRA攻殻機動隊銃夢、SAO、FGOなどのオタク趣味から、音楽のデジタル・アナログのことなど。彼は生まれも育ちも日本だけど、ここ数年はシンガポールのワールドワイド所属で、アジア中を飛び回って案件に引っ張りだこになっている。今日もセッションで意気揚々と喋っていたのだけど、彼は自ら「俺は英語からっきしダメ」とよく言っている。確かに彼の英語は流暢ではないし、私でも文法や言葉の使い方が引っかかるところが多い。だけど何十人もの、時には何百人ものオーディエンスが彼の言葉に注目し、質問を重ね、感銘を受け、拍手が起こる。それを見ていて、グローバルで活躍するのに重要なのは「英語が話せるか」ではなくて、「語るものを持っているか」なのだと実感する。

グローバルで活躍したいなら、外資系企業の日本法人に就職するのは、あまり得策とは言えない。外資系企業は基本的にリージョン・カントリーごとに数字を持っていて、海外の案件を捌いたところでメリットがないからだ。とはいえ、大学時代に交換留学をしていたりワーホリ帰りだったりする意識の高い学生が、「グローバル案件に携わりたい」と言って入社してくることも多い。まあリージョンを跨ぐ案件がゼロというわけではないから、特に若い世代は積極的に手を挙げるらしい。ただ、ワールドワイドで働くことが自己目的化した人は、グローバル案件にアサインしても、なかなか結果を出すことができないそう。英語は自分の伝えたいことを語るツールでしかなく、それ以外のバリューがないと、活躍することは難しいようだ。

以前、皮肉屋の友人が語学徒に対して「バカは言語が変わってもバカ」と言っていた。酷い言いようだけど言い得て妙だと思った。日本語で伝えるべきことを持たない者が、言語が英語や中国語に変わったからと言って、価値ある人材として受け入れられるはずがない。花形の通訳・翻訳だって、語学以外にも背景となる文化や歴史など、様々な知識を必要とする仕事なのだから。

ただ、それって理想論だよなあ、とは思うこともある。語学は前提として流暢であるべきで、訛りのある英語(Japanse Engrish)が超えられない壁は確かにある。特にUS、UK、ASなど、その国のネイティブでないと(特にマネジメント層としては)相手にしてくれないという事実もある。だけど、やっぱり私は理想論を信じたいし、語りたい内容を伝えることに価値を感じたい。

私の英語力はと言えば、来日している外国人と喋っていて、いつも"Your English is pretty good."と言われるのを癪に思う。それは日本人のオッサンと比べて「お前の英語は理解できる」って言ってるだけで、本当に流暢だったら取り立てて"上手だね"なんて言わないはずだから。ただ、少なくとも言いたいことが伝わる程度の語学力はあるらしい。自分では思ったことがそのまま言葉にならず、言い換えになってしまうもどかしさはあるものの、初級ビジネスレベルといったところか。いつも「君はシンガポールに住むといいよ、日常的に使わないと上手くならないからね」と言われてグウの音も出ないのだが、私は語学を上達させるより、語るべきことを身に着ける方が先決だと思う。語学は私に伝えたいことがあれば何とかなる。純粋なネイティブと比較して、ハンディキャップになるのは間違いないが。

実は「グローバルでPreSales活動を手伝ってくれない?」という、語るべきことを英語で学べる願ってもないオファーを貰っている。マネージャーが基本的にリモートで、マネージしてくれなさそうということにヒヨってしまうのだけど、「今が自分の人生で一番若い」ということを考えれば、挑戦するというのもアリかもしれない。直属のマネージャーが先に書いた先輩いうことになれば二つ返事でOKするのだが、彼はPeople Managerはしたくないそうで。私の性格的に日本に留まることになりそうだけど、人生の岐路に立っている気がする。

高校の時に今の視点を持っていれば、迷わずコンピュータ・サイエンスを修めようものだが、大学で学んだ経営戦略論・組織論・経営工学(OR/OM)がなければ今の私はないし、後悔しても仕方ない。過去を受け入れて前に進むしかないのだ。

バンコクにて

仕事でバンコクに来ている。なんとなく街並みがサイバーパンクっぽいのは、極彩色の怪しげなネオンと、無造作に垂れ下がった電線のせいだろうか。昨日はタイ料理を満喫した後、夜の街を歩いてみた。通りすがりのマッサージ店のお姉さんに股間を触られたり、バーで現地の女性とべったりキスしている初老の白人オヤジを眺めたり、初日はアウトローな感じを楽しんだ。その疲れが溜まってしまっていて、今は無理せず部屋で音楽を聴いている。

海外で一人きりになると、感傷的になって文章が書きたくなる。2017年の秋にはヒューストンに行って、ライス大学のキャンパスで書いた。
gakxxxx.hatenablog.com


読み返すと当時の自分が眩しくて、今の自分が恥ずかしくなる。記事に書かれた「毎日が興奮の連続」という言葉が、胸に突き刺さる。成果が出せて、評価されて、人間関係も広くなり、仕事にも慣れた。その分「興奮」が失われるのは確かなことだけど、あんなふうに感動や情熱に満ちた文章が書けないのは、”慣れ”以外に原因があると思う。

ちょうど2018年の頭から新しいテクノロジーに関わるようになり、多くの優秀なエンジニアたちと知り合って、世界の広さと深さを知り、自分が扱えるモノの矮小さを思い知るにつれて、大きな言葉で語れなくなってきた。自信をなくしてきたのに、会社からは手を動かせる・技術を理解しているプリセールスとして評価されることが多くて、そこに違和感があった。最近は「あんまり技術に興味が持てないんですよね」などと口にしているけれど、それは「どうせ私などが手を動かしたところで、イケてるエンジニアの足元にも及ばない」という諦めに由来しているのかもしれない。

昇進プレゼンでも「スペシャリストの二番煎じでいたくない」「劣化版〇〇さんにはなりたくない」と言ったところをマネージャーに評価してもらった。それは本心ではあるのだけど、だからと言って技術の深堀りを諦めるのは違うと今は思う。昇進後はセールス(顧客交渉・社内調整など)の方に力点を置きたいと言ったけれど、これが本当に私の目指すところなのか再考したい。若いうちに力点をテクノロジーに置きたいなら、尖ったソリューションをやっている部署に身を置くこともできる。

基調講演の中でコーチングのセッションがあった。BUG(Bold Unique Goal)に咬まれることが大事とか、そういう話は冷めた目で見てしまうのだけど、私は私として興味の向くところに進みたい。「将来こうなりたい」なんて言えないけれど、ゴールの見えない不確定な状況と、セレンディピティを楽しめるようになりたい。給料の上り幅とか多少のリスクとか、目先の問題に目を奪われて保身に走ると、ヒューストンの記事で書いた「『自分』というものの輪郭」「”自分の意志”」が、どんどん失われてしまう。そんなのは嫌だ。

あの時、私が胸を打たれたフレーズの続きは「まるで流れ星にするように 僕らは見上げてた 思い思いの願いをその翼に重ねて」。空なんか見上げなくなってしまった最近の自分を思い返しながら、バンコクの晴れた空はどんな色だろうか、と少し明日の天気を楽しみにしている。