2015年に読んだ本をまとめてみた
2015年も終わりに近づいてきて、読んだ本を一覧にしてみた。とは言っても就活が忙しくて、活字の本は9月から12月にかけて読んだものが多い。
画像付きで載せているものは、今年読んだ本のトップ3。これはダントツ。どれも自分の物の見方を大きく変えてくれた。★をつけているのは、次点でとても面白かった/ためになった本たち。
■自分の小さな「箱」から脱出する方法
こんなに相手のことを思っているのに、なぜわかってくれないのか。他人に対する姿勢を「箱」というひとつの概念で紹介する、自己啓発本。とは言っても物語仕立てなので、まったく説教臭くないのが最高。読み終えた後、人間関係に対する考え方が根本から覆されるような一冊。読めば人生が変わる。
- 作者: アービンジャーインスティチュート,金森重樹,冨永星
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2006/10/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 156人 クリック: 3,495回
- この商品を含むブログ (419件) を見る
■考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則
論理的に考えているはずなのに、上手く伝わらないのは何故か。「ピラミッド」というひとつの概念で、モノの考え方を丁寧に"伝授"してくれる一冊。普段使ってしまいがちな要素の箇条書きなどのツールをバッサリと切られる。考え方だけではなく、伝え方まで紹介しているため、プレゼン入門としても使える。
- 作者: バーバラミント,グロービスマネジメントインスティテュート,Barbara Minto,山崎康司
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 1999/03
- メディア: 単行本
- 購入: 76人 クリック: 775回
- この商品を含むブログ (282件) を見る
■新編 不穏の書、断章
僕の厨二精神に踏み込んでくるのが、ペソア。「生まれてから死ぬまで人は孤独だ」「一切は虚しくて、ただ時間が過ぎていくだけだ」などと思ったことがあるのなら、是非とも手に取ってみてほしい。
ひとはほんとうに誰かを愛することはけっしてない。唯一愛するのはその誰かに関して作り上げる観念だけだ。愛しているのは、自分がでっちあげた観念であり、結局のところ、それは自分自身なのである。このことは愛のすべての段階について言える。性愛においては、他人の身体を介して自分自身の快楽が求められる。性愛と区別される愛においては、自分が作った観念を介して快楽が求められている。
二つの魂の関係は、一般に言葉や身振りといった不確かで多様なものを介して行われ、奇妙に複雑である。お互いを知るという技術において、お互いに知りあわないのだ。恋人の二人が「愛している」と言ったり、思ったり、感じたりしながら、じつは魂の活動を構成しているいろいろな印象の抽象的な総体のうちで言おうとしていることは、違う考えであり、違う生であり、たぶん、違う色合いや違う香りなのだ。
【思考法】
知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ (講談社+α文庫)
【古典】
【現代小説】
★何者
【ハードSF】
【社会学】
★ネット・バカ インターネットがわたしたちの脳にしていること
★ソーシャル物理学:「良いアイデアはいかに広がるか」の新しい科学
キャズム Ver.2 増補改訂版 新商品をブレイクさせる「超」マーケティング理論
いまだ人間を幸福にしない日本というシステム (角川ソフィア文庫)
【心理学】
★ファスト&スロー (上): あなたの意思はどのように決まるか?
★ファスト&スロー (下): あなたの意思はどのように決まるか?
【ビジネス】
プロフェッショナル・プレゼンテーション (アクション・ラーニング・シリーズ)
ビジネスリーダーにITがマネジメントできるか -あるITリーダーの冒険
今年は、読書のやり方が変わった年でもある。去年までは何となく読んでいたけれど、とあるブログに出逢ってから、内容を吸収しながら読むスタイルを確立できてきた。自分のものにする読書には時間がかかるけど、読後、自分が見える世界が変わる経験もしている。
なんとなく読む、読んだという事実だけを求めるのではなく、その本から何を吸収したか、アウトプットを残していく。そうすることで自分がアップデートされ、仕入れた知識の関係性から新しいアイデアが生まれる。 そういったサイクルに入れてきた。来年も時間が許す限り、読書を楽しもう。