where the light is

twice as much ain't twice as good

電脳コイルの奥深さと分かりやすさ

・先日から『電脳コイル』が全話Amazon Primeで配信されているので、1日数話ずつ見ている。“メガネ”を使うことで目に見えるVRの世界と、現実世界のズレによって起こる様々な怪現象の話。昔小説を読んで楽しかったのだけど、アニメはほとんど見た事がなかったので、初めて見ている。

・今日見た話では「大きなオブジェクトは複数のサーバーで分散処理されている」というセリフが、“分かっている人“が描いてる感じがして、業界の人からも楽しい。電脳生物にとって、分散処理が「身体が引き裂かれるような痛み」というのも、なんだか生々しく感じられてしまう。

・分かりやすさにも配慮されていて、例えば第1話の電脳世界の概念の導入にしても、電脳世界にいるペットの電助が、現実世界のリュックと干渉して驚くという描写が理解を助けている。すんなり入り込める、だけど深く楽しめる、名作だと思う。