UbuntuにSambaを入れて外付けHDD内の動画をFire TV Stickから再生する手順
ECS LIVA-ZのOSをUbuntu 18.04にして、ローカルネットワークでSamba環境を構築した。
- 0. VPN環境を構築する
- 1. 外付けHDDをUbuntuにマウントする
- 2. Sambaをインストールする
- 3. Fire TV Stickから参照する
- 4. Windowsから参照する
- 5. Androidから参照する
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0. VPN環境を構築する
本用途には不要だが、家の外からサーバーにアクセスすることができると便利である。常時電源を入れておく必要があるので、ラズパイが最適。SWはドキュメント類が親切なSoftEther VPNを使った。ルーターのポートフォワード設定も忘れずに。
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1. 外付けHDDをUbuntuにマウントする
お作法通りfdiskでパーティションリストを調べ、blkidで対象のUUIDをコピー。マウントポイントを作成して、/etc/fstabを編集する。ntfsフォーマットでもマウントができた。
2. Sambaをインストールする
手順は以下リンクの通り。
Windows 10からユーザー認証を通すためには、/etc/samba/smb.confに「client max protocol = NT1」を追記する必要があった。Ubuntuのユーザーを共用する場合と、別にユーザーを作る場合で設定が異なる。後者の場合、pdbeditコマンドを使う。
3. Fire TV Stickから参照する
Fire TV Stickから参照するためには、いくつかのソフトウェアが候補に挙がる。個人的に最も使い勝手が良いのはVLC for Fire。次点がARCHOS Media Player。VLCは動画の音声・字幕の切り替えができないようで、そのあたりはARCHOSが対応している。オンラインで字幕を落としてくる機能もある。
4. Windowsから参照する
ファイル操作はGUIでしたいときもある。「ネットワークドライブの割り当て」からパスと認証情報を指定するだけ。
5. Androidから参照する
Android端末からのファイル参照にはX-plore File Managerというアプリが高機能でオススメ。LANタブから自動でサーバーを探してくれるので、認証情報を入れるだけ。動画ならFire TVでも使っているVLC Media Playerが使いやすい。
Fire TV Stickにローカルネットワークを参照させることで、動画をUSBメモリにコピーしてプロジェクターに差すという手間がなくなった。
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