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お風呂で使うイヤホンどれがええねん -IPX8 完全ワイヤレス考- 2020年版

この記事へのアクセスが現在でも非常に多いので、2020年版に更新しておきます。そもそも浴室内で、防水スピーカーではなく、防水イヤホンを使う理由としては、

・浴室内でも近隣、家族や同居人の迷惑を考えて、音が出せない環境にいる
・イヤホンとして周囲の音を断ち切って大きな音でコンテンツ楽しみたい
・オーディオブックの聞き取りなどのために鮮明な音質が必要
HSP(Highly Sensitive Person)なのでシャワーの水音が苦手

などが考えられます。

スピーカーであれば、「IPX5=水が直接かかっても端末に影響が出ない程度の防水性能」でも構わないのですが、イヤホンとなると「IPX7=一時的に水に浸っても端末に影響が出ない程度の防水性能」は求めたいところ。特にワイヤレスイヤホンは、浴槽内に滑り落ちてしまうこともあるので、「IPX8=一定の水深に一定時間沈めていても内部に浸水せず、また同時間内に水中で操作することができる程度の性能」で探すことにします。

IPX8を謳う完全ワイヤレスイヤホンは、以下のようなものがあります。

ちなみに、2018年版の記事で紹介した ”VAKER_MB2" は、最初の3ヶ月ほど順調に使えていたものの、しばらくすると片方だけ充電できなくなりました。購入後一年は保証期間なので、すぐにAmazon 経由で新しい機種を手配してもらったのですが、また数ヶ月すると使えなくなって再度交換を依頼する、というやりとりを、3回ほど繰り返しました。

また、現在は販売終了となってしまった ”JPRiDE Model 708” も「30分間、一定水深の条件に水没しても内部に浸水しない、防水等級IPX7等級」と宣伝していましたが、浴室内で使用したところ一発で起動しなくなりました。
www.amazon.co.jp

こちらも交換してもらいましたが、JPRiDE カスタマーサポートとのメールのやりとりの中で、「水蒸気が発生する環境下ではおすすめいたしません」と言われています。

お伺いいたしました限りでは、シャワーでのご利用が原因である可能性が高いかと存じます。本機は水滴などを通さない仕様となっておりますが、水蒸気が内部に侵入し、内部で液化してしまった場合には水没のような状態になってしまう可能性もございますので、水蒸気が発生する環境下ではおすすめいたしません。恐れ入りますが、保証適用外となる場合もございますので、念のため故障前のような使用方法はお控えいただきますようお願い致します。

JPRiDE の製品は同価格帯では有り得ないほど音質・操作性・ペアリング・軽さともに素晴らしいので、通常の方法で使用される場合はイチオシです。

(念の為、こちらはIPX7, IPX8等級の防水イヤホンでありません)

IPX7, IPX8 であるにも関わらず破損してしまった原因として、

・そもそも防水規格はお風呂のような高温多湿下での使用を想定していないこと(浴室で使うと水蒸気が内部で液化して水没する)
・就寝前の入浴だと、どれだけ気をつけても使用直後の半分濡れた状態で充電してしまうこと

等が考えられます。まあ、お風呂では大人しく防水スピーカーを使うのが無難ってことですね。