where the light is

twice as much ain't twice as good

レンチンもやし考

・もやしが好きだ。安くて調理が楽で美味いから。茹でて和えるだけで、それっぽいものになるのが素敵だ。一時期は一風堂のホットもやし再現レシピ https://mayukitchen.com/hot-moyashi/ を狂ったように作っていた。一昨年、足が早くて有名なもやしを冷凍しても良いことを教えてもらってから、尚一層のもやし愛好家になっている。

・もやしは茹でたり蒸したりして食べるのが好きなのだけど、手間という意味ではレンチンに適うものはない。以前、もやしと豆苗を豚ロースで巻いて、丼に入れて料理酒をかけてレンチンするというものを試したが、これがまためちゃくちゃ美味い。ポン酢マヨがオススメ。ただ、豚肉で野菜を巻く手間と、まな板が汚れるというデメリットがあった。

・そこであみ出したのが、耐熱容器にもやしともやしの間に豚バラを挟み、お好みで料理酒を振ってレンジでチンするというソリューションだ。これなら包丁やまな板を一切使わず、耐熱容器と箸を洗うだけで良い。味も上々である。

・蒸し豚もやしは前述のようにポン酢であっさり食べるのも良いし、オタフクソースとマヨネーズをかければ手軽にお好み焼き風味になる。キャベツも入れてチンして、天かす、鰹節、青海苔、ソース、マヨネーズを振れば、なんちゃって広島風お好み焼きが完成する。クレープ生地がないのが残念だが、広島風お好み焼きをコンロで作ると掃除の手間が増えるので、コスパは良いと言えるだろう。

・ニラともやしで豚肉を挟み、料理酒をかけ、肉に火が通るまでレンチンした後、刻み葱、刻み生姜、醤油、みりん、酢、レモン汁を混ぜた調味料を和えるという、素敵なレシピを見つけた。こちらも簡単で食べやすくボリュームもあり、とはいえカロリーを抑えられるという最高レシピであった。

・どのレシピも、冷凍した豚肉、ニラ、もやし、しめじなどを使って作れるのがよい。多少鮮度は落ちるものの、いつでもストックしてある食材で作れるメリットには替えられない。

・すなわち、こういう料理が理想である。

✓包丁、まな板を使わない。使う場合は、野菜を切るだけで洗う手間を最小限にする(切る必要がないので、冷凍の場合も解凍のプロセスを経ずに調理できるというメリットもある)。
✓コンロ、鍋をできるだけ使わない。電子レンジだけで調理が完結する。
✓皿を使わない。レンジに入れた容器(皿でもよい)のまま食べることができる。
✓調味料次第で様々な味付けが楽しめる。

・こうすることで、必然的に油分をカットすることができ、ヘルシーな料理になる。小松菜と薄揚げの煮浸しなどもレンジでの調理が可能で、最近は主菜以外はレンジでなんとかすることが多い。

・前々から良質なタンパク源である大豆を有効活用したいと思っていた。勝間和代さんが、炊飯器の玄米モードで大豆を炊くと良いと言っていたので、これを試してみたい。美味いものを手にするためには手間を惜しまない一方、調理においても自動化は正義であり、鍋を見張っている時間は最小化したい。