where the light is

twice as much ain't twice as good

OSをアップデートしたい

・台風のせいで気圧が970hPaぐらいまで落ちてきていて、まともな思考ができなくなっているのだが、眠れないし思いついたことがあるので、メモとして残しておきたい。 ・「あの人はああいう本を読んでいる人」というイメージが大事なのであって、読んだ本の内容が大事なのではない、と心の中で思って生きている気かまする。映画も然り、漫画も然り。『読んでいない本について堂々と語る方法』というのがあったけど、まさにその価値観にあると思う。
読んでいない本について堂々と語る方法 (ちくま学芸文庫)

読んでいない本について堂々と語る方法 (ちくま学芸文庫)

・これは仕事で「何を知っているか」ではなくて「何を知っているとみなされているか」が重要視されていることに気づいてしまったからでもある、のかもしれない。資格であったり経歴であったりから、当然のように知っていると思われることが大事で、その人が実際にどういう知識があるかまで、短い対話で推し量ることは少ないようだ。 ・だけれど、誰かを議論で打ち負かすことを目的とするものではなくて、何かの役に立つもの、生産的なものではなくて、ただ自分に内在させるための知識が必要、という考え方の方が好きである。最近、私の頭のOSが大学時代のまま、メジャーバージョンが変わっていないように思えて、ちょっと危機感を覚えている。歳のせいにはしたくないし、学び続ける楽しさを持ち続けたい気持ちでいる。 ・視野を広げると、コンピュータサイエンスの本以外にも読むべき本はたくさんある。ちょっと視野狭窄だったし、「知っているとみなされる」ことにリソースを割きすぎている気もしてる。 ・薄っぺらく引き伸ばされたビジネス書をを読むくらいなら、その原液となっている古典を読んだ方が染み込みが早いし、著者のバイアスを排除することができるので網羅できる。こんな気持ちになるのは、読書の秋だからなのだろうか。